どうしてもお金が必要な時に、手持ちのカードローンが限度額に達してしまっていたらどうしますか?消費者金融で借り入れを行っている場合の増額審査は非常に簡単です。しかし銀行カードローンはどうでしょうか。今回は、銀行カードローンの増額審査についてご紹介します。
増額審査とは?
増額審査とは、借入限度額を引き上げる審査のことです。
増額のメリット
借り入れ件数が増えない
増額する最大のメリットは「借り入れ件数が増えない」ということです。借り入れ件数が増えるとデメリットがあります。
- 毎月の返済額がバラバラで管理が面倒になる
- 借り先の分だけ金利が増える
手続きが簡単
もうひとつのメリットは「手続きが非常に簡単であること」です。もし、新たな消費者金融に申し込むとしたら、住所や勤務先を一から入力し、契約手続きも行います。しかし、増額審査は会員専用ページ、または電話にて増額の申請を行います。その後、担当者から「住所や勤務先、収入に変わりはないか?」と言った簡単な質問をされます。内容に何も変更がない、または問題がなければ審査開始となり、最短即日で回答が出るシンプルな流れで申し込みができます。
増額のデメリット
限度額の引き下げ
職場が変わった、借金が増えた、給料が下がったなどネガティブな情報の変化がある場合は要注意です。このような場合は増額申請でも手続きが面倒なものになる可能性が高いです。特に給料が大きく下がった場合は、現在の限度額すら下げられてしまうというデメリットがあります。このような状況では新規申し込みで他社に申し込んでもお金を借りることはできません。そのため、増額申請を行う際は、現在の上限額も減額される可能性があることも覚えておきましょう。
銀行カードローン増額審査の内容
増額申請に必要な書類
- 源泉徴収票
- 給与明細書
- 確定申告書
- 所得証明書
銀行によって異なるので、HPを確認してから用意するようにしましょう。
増額申請方法
続いては、銀行カードローンの額増額方法をご紹介します。申請方法は2種類あります。
- 自分で限度額を申請する方法
- 銀行から増額案内を受けて申請する方法
それでは、ひとつずつ確認してみましょう。
自分で限度額を申請する方法
ご自身で申請する方法は銀行によって様々です。都市銀行では、電話・店頭・ネットやローン契約機で行えるようになっています。
銀行から増額案内を受けて申請する方法
6か月以上の返済期日の遅れがなく信用を積み重ねて、キャッシング業者に優良と見なされた場合、「限度額を増額しませんか?」という提案が電話、またはDMで送られてくることがあります。
増額審査の回答時間
増額審査の結果回答は契約時よりも時間がかかるケースが多いです。最短で即日で結果が届くこともありますが、ネット経由などで申し込むと営業日2~3日かかることも多いです。手続き自体に複雑な点はありませんが審査に時間がかかるため、スピードを期待している方は注意が必要です。
銀行カードローンの増額審査に通るためには?
以下に、増額審査に通るためにチェックすべきポイントを挙げたのでご覧ください。
年収
どの審査でも必ずご自身の「年収」が判断材料として使用されます。そのため、カードローンの申し込み時より増えていれば、それだけ返済能力も上がったと見なされるため、増額審査にも通りやすいと言えます。
また、審査の判断材料として使われるだけでなく、借り入れできる額も上げることができます。
信用情報
延滞などの金融事故を起こしていないことが増額審査の際ポイントになります。契約後1回でも支払いの延滞をしたことがある方は増額震災に通らない可能性が高いです。
カードローン契約期間
カードローンは「信用」を何よりも重視しているため、これまでの利用履歴が増額審査の際にも重視されます。カードローンを申し込んで1週間以内ではまず増額はできないでしょう。審査に通りやすい目安は1年以上と言われています。1年間延滞をしたことがない方は、利用履歴も「信用」としての判断材料とされるのです。
増額審査に通過した際の注意点
増額審査に通過すると借入額が増加するのは当然のことです。特に銀行カードローンは総量規制の対象外なので、年収制限を気にせず借り入れができます。メリットの反面、借入額が消費者金融以上に増大しやすいというデメリットも抱えています。延滞を繰り返し、返済を滞らせてしまえばすぐにローンの停止処分が下されます。
そのような最悪な状況を避けるために、「返済可能な範囲を少しずつ借りること」を心がけてください。